ベースピックのおすすめ人気ランキング10選【種類や厚さなど選び方も解説】
2022/01/26 更新
形状・素材・厚みで音の特長がちがうピック弾き
ベースの弾き方には「ピック弾き」と、スラップと呼ばれる「指弾き」の2種類があります。スラップは複雑な指の動きをする難易度が高い奏法です。ピック弾きは太い弦に対して一定のリズムを刻むのが難しいのですが、スラップよりも難易度は高くないでしょう。
ベースを弾く時に使うピックは、形状・素材・厚みなどによって音の雰囲気が違ってきます。ギターのピックと区別があるわけではなく、曲の雰囲気や弾きやすさに合わせて好みのピックを使い分けます。
ベースを始めて間もない初心者は、弾きやすいものを探すのに時間がかかるかも知れませんが、色々な種類のピックを試しながら見つけるのがおすすです。今回はベースのピックを、おすすめの人気ランキングにして紹介しています。
ベースピックの選び方
ベースピックの特長は硬質で太い音が出るところです。太い弦を鳴らしますので、指で弾く場合のソフトな音と比べると、ピック弾きは強めの音になりやすいのが魅力でしょう。材質や厚さによって好みの音にすることができます。
ベースピックの形状はトライアングルとティアドロップ型が定番です。その他には、丸形・ジャズ型・ホームベース型などがあります。色々な形状のベースピックを試して、好みの音が出てかつ弾きやすいものを選びましょう。
トライアングル型
トライアングル型のピックは、一番ベーシックで弾きやすい形状になるでしょう。正三角形をしているので、ベースの弦をテンポ良く安定して弾きやすいです。角が尖っているタイプと丸くなっているタイプがあります。
角が尖っているタイプ・角が丸いタイプはそれぞれ特長があり、音の雰囲気がかなり違います。先が尖っているタイプはクリーンな音がきれいに出ますし、先が丸いタイプは歪んだ音に厚みが出やすいです。
正三角形の形状をしていますので、3つの角が全て使えるのもメリットです。ほかの形状のピックと違ってトライアングル型なら、ひとつの角が削れて使えなくなっても残りの2つの角を使って弾けるので経済的です。
ティアドロップ型
ティアドロップ型のピックは、速弾きや繊細な弦の動きをする演奏に適しています。コンパクトな形をしているので、取り回しがしやすい形状です。ギタリストが使っているイメージが強いですが、ベースを弾くのにも適しています。
小さ目なサイズのベースピックですが、厚さがあるものを選ぶことで硬質で強い音が出ます。更に材質にもこだわって選ぶと、より好みの音に近づくでしょう。尖っている部分ではない部分を使って柔らかい音が出せるのも特長です。
トライアングル型のピックと比べると、慣れるのに少し時間がかかるかも知れません。しかし一度慣れてしまうと、ティアドロップ型でも楽に弾けるようになるでしょう。トライアングル型とティアドロップ型の2つは、楽に使えるようになっておくのがおすすめです。
円形
丸い形をしているベースピックは、角度がないため指弾きに近い柔らかい音がします。角があるビックはアタック音を強くしたい時に適していますが、円形の丸いベースピックは、厚みがあってソフトな音を出したい時に使えるでしょう。
ギタリストよりもベーシストの方が丸型のピックを使っていることが多いようです。ベースのピック音は音楽のジャンルによってはソフトで優しい音が適している場合があるからです。
硬質で尖った雰囲気の音は出ませんが、こちらの丸い形のベースピックは練習用にも使えます。角がないためこちらのピックできれいに音が出せるようになった後には、トライアングル型やティアドロップ型で上手く弾けるようになっています。
ジャズ型
ジャズ型のピックは、ティアドロップ型を更に小さくして角度をつけた形状になっています。名前の通りジャズ系の音楽を演奏するときに適しているタイプで、厚みがあるものが多いです。ティアドロップよりも更に繊細な演奏がしやすいです。
小さなサイズでピックがしなりませんので、ストローク・カッティングには適していません。ベースを始めたばかりの初心者は、いちばん初めにジャズ型のピックを選ぶのは避けておいた方が良いかも知れません。
細かいピッキングをする時にも弾きやすいので、ジャズ型のピックはギタリストの利用者も多いです。ベースの太い弦を鳴らすには少し慣れが必要かも知れませんが、音の出る感じやアタック音を試してみる価値はあるでしょう。
素材で選ぶ
ピックの素材には色々とありますが、ベースピックとして使うのに適しているものも様々です。セルロイド・ポリアセタール・ウルテムが主流ですが、ナイロン・メタル・アクリルなど珍しい素材のものもあります。
セルロイド
セルロイドはピックの素材の中では一番スタンダードになるでしょう。定番の素材ということに加えて、色々な音楽のジャンルに対応しています。ピックの選び方に迷っている場合には、はじめにセルドイド製を選んでみるのもおすすめです。
音の強弱がつけやすいのも特長です。バランスの良い音が出ますし、柔軟性があってしなりますので弾き心地も良いでしょう。表面がつるつるとしていて、プラスチックのような外見になっています。
ポリアセタール
少し透明感があるように見えるピックは、 ポリアセタールの素材です。独特の艶消しのような質感や、半透明のように見える外見が特長になっています。セルロイドと同じく、色々な音楽のジャンルに対応しています。
ポリアセタールは中音域が出やすく、セルロイドのピックと比べるとやや硬質な音が出ます。しっかりと芯のある音が出ますので、ベースピックとして使うのはおすすめでしょう。摩擦に強いので持ちが良いのもメリットでしょう。
ウルテム
ウルテムはべっ甲に似ている素材と言われていて、人間の爪で弾いたような温かみのある音が出ます。樹脂で作られているので削れにくく、持ちが良いのも特長になっています。ベースの初心者にも弾きやすいでしょう。
昔は本物のべっ甲がピックの素材によく使われていたそうですが、ウミガメがワシントン条約によって絶滅危惧種に指定されて以降ほどんどありません。その点べっ甲に似ているウルテムであれば、品質がばらつきやすい天然素材のべっ甲よりも安心して使いやすいです。
メタル
アクリルのピックはガラスのような透明な外見をしているのが特長です。水槽や家具などにも使われている素材で硬い性質をしています。ピックの場合にもしなりが少なく硬質な音が出るようになっています。
アタック音が強く大きな音が出やすいので、しなりがある素材は弾きにくいと感じる場合にもおすすめでしょう。削れにくくて非常に持ちが良いですが、一般的なピックと比べると価格が高いのは注意点です。
ナイロン
ナイロンは柔軟性が強く弱い音が出るため、柔らかくてやさしい雰囲気なのが特長です。ベースを弾くにはあまり適していないと言われる場合もありますが、しなりにくいので厚みのあるものであれば使いやすいかも知れません。
弦のあたりがやわらかく、触り心地が良いと思う場合にもおすすめです。ただしナイロンは水分によって硬度が上がりますので、手に汗をかいたりすると弾き心地が変わる場合があるでしょう。エフェクターをかけて弾く時にもおすすめの素材です。
厚みで選ぶ
ピックの厚みは主に3の種類があります。薄いタイプの THIN(シン)、中間の厚みの MEDIUM(ミディアム)、厚みがあるHEAVY(ヘビー)です。ベースピックとしては、ヘビーよりもさらに厚みがあるエクストラヘビーを利用する場合も少なくありません。
シン
シンは 約0.5mmの前後の厚みのピックです。 薄くてやわらかいでアタック感が小さく、太い音も出にくいです。ベースピックとして利用することは少ないかも知れませんが、どのような音がでるのか試しておくのもおすすめです。
シンはギターを弾く場合にはちょうど良い厚みになりますが、ベースの場合にはしなりが少なく使いにくく感じる可能性があるでしょう。硬い素材でできているピックがありますので、色々な厚さのピックを探してみましょう。
ミディアム
ミディアムは 0.7mm前後の厚みがあります。厚すぎて弾きにくいということがありませんので、初心者が弾いてみて使いやすいと感じることが多いでしょう。慣れてくると、更に厚みがあるタイプのピックでも自然に弾けるようになっていきます。
ベースの弦は厚みがあるほど強いアタック音が出ます。そのため厚みがあるピックを使いにくいと思う場合には、ミディアムから試してみると良いかも知れません。ミディアムを自然な感じで弾けるようになったあとに厚みがあるピックを選ぶと演奏がしやすいです。
ハード
ヘビーは1.0mm前後の厚みがあります。太くて厚みのあるアタックが強い音を出しやすいでしょう。ベースピックとしては主流の厚さになりますのでおすすめです。素材や形状によって扱いやすさがかなり違います。
ヘビーよりも更に厚みがあるエクストラエビ―については、非常に太くて強い音が出るのが特長です。初心者は扱いにくいと思う場合もあるかもしれませんが、慣れてくると音を出しやすいのでエクストラヘビーのピックを使えるようになっておくのもおすすめです。
ベースピックの人気ランキング10選
Jim Dunlop
トライスタビ― ピック473B300-DBL-12P
スムーズなピッキングをしたい場合におすすめ
ジムダンロップの定番ベースピックになっています。3ミリと非常に分厚いですが、慣れると弾きやすいと言われているビックです。こちらのピックを使い慣れてしまうと、他のピックは弾く難くなると言われています。
最初は弾きにくいのですが、弦への引っ掛かりが小さくアタックが強めの音が出ます。ポリカーボネイトを使っている素材は、削れにくく長持ちするのですが、こちらのピックは厚さが3 mmということもありさらに長持ちするでしょう。
形状 | トライアングル | 素材 | ポリカーボネイト素 |
---|---|---|---|
厚み | 3.00mm |
Musent
スモールトライアングルピック10枚セットMSSMTRPK0010-BLK-10P
バランス感覚にこだわったベースピック
現役のプレーヤーによって考案されたベースピックになっています。サイズや素材などにこだわって作られていて、素材・グリップ感・サウンドなどのバランスが良いです。他のトライアングル型ピックでは安定しないと思う場合にもおすすめです。
触った感じも柔らかすぎず固すぎず、バランスの取れたちょうど良いサウンドが出ます。どんなジャンルの音楽にも合わせやすいので、ピックの選び方に迷っている初心者の場合にはこちらのベースピックを試してみるのも良いかもしれません。
形状 | トライアングル | 素材 | ポリアセタール |
---|---|---|---|
厚み | 1.00mm |
FERNANDES
P-100PPS STANDARD ピック×10枚
弾きやすいティアドロップ型ピック
スピーディーなソロのほか様々な弾き方に対応している、ティアドロップ型のベースピックになっています。グリップの部分に滑り止めが作ってあるので弾きやすいです。ティアドロップ型のピックを初めて使う場合にもおすすめです。
1mmの厚さがありますが、音が強すぎる訳でもなくどんな音楽にも合わせやすいです。弦へのひっかかかりもちょうど良く適度なアタック感になっています。個性的なところがあるわけではありませんが、非常に弾きやすいのが特長でしょう。
形状 | ティアドロップ型 | 素材 | ポリフェニレンサルファイド |
---|---|---|---|
厚み | 1.00mm |
ESP(イーエスピー)
トライアングル型PD-PS10/WH/ESP
先が尖っているのが弾きやすいピック
白とロゴの黒い色がきれいなピックです。少しざらざらとして独特の感触で滑りにくいのも注目です。ESPは人気ミュージシャンがオリジナルピックを沢山作っているのもあってか、楽器店に必ずといっていいほど置いてあります。
ESPのピックには色々な種類がありますが、こちらはトライアングルの角が鋭く1.00mmの厚さがありますので、初心者でも弾きやすいでしょう。リズムを刻む練習をする時にもこちらのピックであれば音を出しやすいかも知れません。
形状 | トライアングル | 素材 | ポリアセタール |
---|---|---|---|
厚み | 1.00mm |
Jim Dunlop
トライアングルピック12枚セット431B1.0-BLU-12P
世界的に有名で愛用者が多い
厚みによって色が違う人気シリーズです。楽器店のピック売り場に行くとカラフルでかなり目立つので目にとまりやすいです。世界的に有名で愛用者が多いメーカーですが、こちらのピックはその中でもスタンダードなタイプになっています。
1.00mmとベースを弾くにはしっかりした音が出る厚さです。トライアングル型なので初心者には使いやすいですし、しっかりリズムを刻む練習もできるでしょう。こちらのピックのような標準的な形を選んで、使いやすさを見つつほかのピックを探すのもおすすめです。
形状 | トライアングル | 素材 | ポリアセタール |
---|---|---|---|
厚み | 1.00mm |
ベースピックのおすすめ商品比較一覧表
商品 | 商品リンク | 特徴 | 形状 | 素材 | 厚み | |
---|---|---|---|---|---|---|
1
![]() |
トライアングルピック12枚セット431B1.0-BLU-12P |
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世界的に有名で愛用者が多い |
トライアングル | ポリアセタール | 1.00mm |
2
![]() |
Shaped pick for Bassist丸型 |
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柔らかい音が出るベースピック |
円形 | ポリアセタール | 0.75mm |
3
![]() |
トライアングル型PD-PS10/WH/ESP |
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先が尖っているのが弾きやすいピック |
トライアングル | ポリアセタール | 1.00mm |
4
![]() |
ティアドロップMEDIUM-SHELLピック×10枚 |
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フェンダーのスタンダードなピック |
ティアドロップ | セルロイド | ー |
5
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トライアングルピック426B100-ULT-12P |
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色々な音楽ジャンルに適したピック |
トライアングル | ウルテム | 1.00mm |
6
![]() |
Pro Plec PRO-385 12枚入り |
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指弾きのような柔らかい音が出る |
ジャズ型 | ー | 1.5mm |
7
![]() |
P-100PPS STANDARD ピック×10枚 |
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弾きやすいティアドロップ型ピック |
ティアドロップ型 | ポリフェニレンサルファイド | 1.00mm |
8
![]() |
スモールトライアングルピック10枚セットMSSMTRPK0010-BLK-10P |
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バランス感覚にこだわったベースピック |
トライアングル | ポリアセタール | 1.00mm |
9
![]() |
トライスタビ― ピック473B300-DBL-12P |
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スムーズなピッキングをしたい場合におすすめ |
トライアングル | ポリカーボネイト素 | 3.00mm |
10
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PJ-PSU12ウルテムピック×10枚 |
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手触りが良いジャズ型ピック |
ジャズ型 | ウルテム | 1.2mm |
まとめ
ベースピックは硬質で厚みのある音が出るのが魅力です。初心者の場合にも指で弾くよりは簡単に音が出やすいのでおすすめです。好みの音が出るものを探しつつ弾きやすくて疲れにくいベースピックを選んで、ぜひ楽しくベース演奏をしましょう。
形状で選ぶ
ランキングはAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2022年01月26日)やレビューをもとに作成しております。
一見するとツルツルしていて滑りやすそうな外見なのですが、実際には触り心地が良く滑りにくいピックになっています。 先の部分が鋭く尖っていますので弾きやすく柔軟性もあります。ロゴの白い部分が滑り止めになっています。
ベースの弦へのあたりがいいので、ティアドロップ型のピックを探している場合にもおすすめでしょう。小さな形状のピックは使いにくいイメージがありますが、こちらのピックであればスムーズに弾けるかも知れません。