【今だからこそ読みたい】おすすめ三島由紀夫の人気ランキング10選

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読んでみたいけど手に取れなかった三島由紀夫の小説。難しそうで何がおすすめかわからず選べない方も多いのではないでしょうか。今回は三島由紀夫の小説を読むために作品の選び方から、人気のあるおすすめの作品をランキング形式で紹介していきます。

三島由紀夫の魅力

世界からも注目される小説家の三島由紀夫は、独特の世界観と言葉の選び方で日本の美しさを描き続けました。三島由紀夫というと過激な政治活動をする活動家というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、生み出してきた作品はどれも繊細で愛に溢れ人間性の表と裏を巧妙に表したものが多く、政治活動とは別の面でファンに愛されている事実があります。

 

今回は、三島由紀夫作品のレビューとともにおすすめの人気ランキングを紹介していきます。これなら読めそうという作品があれば、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

三島由紀夫作品の選び方

三島由紀夫の作品を読もうと思っても、数多くの作品の中からどれを最初に読むのが良いか悩んでしまう方もいると思います。ここでは三島由紀夫作品の選び方を紹介していきます。

スタイルで選ぶ

三島由紀夫の作品は小説が有名ですが、エッセイや対談など様々なスタイルの作品を遺しました。読みやすいスタイルはどれなのかを見ていきましょう。

長編や短編の小説

三島由紀夫の作品で人気が高く、多くのファンを引きつけているのが小説です。長編大作から短編小説まで数多くの作品があり、ジャンルも恋愛や哲学、歴史をテーマにしたものからSFまであります。物語を美しく彩る文体人間模様を鋭く描写する三島由紀夫の作品を最も感じ取れるスタイルです。

 

作品の完成度の高さから、日本国内はもちろん海外でも映画化された小説があります。映画化された小説を読んでから映画を観て、人それぞれに描く三島由紀夫の世界を感じるという読み方もおすすめです。

エッセイやコラム

三島由紀夫の作品の中でわかりやすく、三島由紀夫自身の考えをユーモアを交えながら伝えてくれるのがエッセイです。中でも、身近な内容のエッセイは人気が高く、アドバイスをしながらも独特の言い回しなどではぐらかし、最後まで面白く興味を持って読み進めることが出来ます。

 

コラムもエッセイと同じく三島由紀夫の考えを伝えてくれますが、テーマは思想や哲学などが多く、武士道や防衛論、日本人とは何であるかを独自の視点から書いています。三島由紀夫の美学を感じ取ることが出来るのがエッセイやコラムです。

対談集

文学や映画、演劇などに関わってきた三島由紀夫が様々なジャンルの著名人と対談をした内容をまとめたのが対談集として書籍になっています。テーマに対しての専門的な知識や哲学だけでなく、三島由紀夫という人物像を読み取ることが出来ます。

 

エッセイやコラムと違い、対談する著名人がいることで、三島由紀夫の考えと著名人の考えが交差し、融和することでテーマに対する考察が深くなっていきます。三島由紀夫の強さと弱みが露呈し、人間味のある作家像を浮き彫りにしているのが対談集です。

ジャンルで選ぶ

作品数とともにジャンルも幅広い三島由紀夫を読み始めるときに、好みのジャンルから選ぶことで、興味を持って読み進めることが出来ます。

恋愛をテーマにした作品

三島由紀夫の作品には恋愛をテーマにした作品が数多くあります。長編や短編の小説では、ロマンチストな面を持つ三島由紀夫ならではの描写と日本人としての恋愛観を織り交ぜながら、純愛や純潔、同性愛など物語の中で、登場人物が味わう苦悩や歓喜などの感情を事細かく表現しています。

 

また、エッセイにも恋愛に関する作品があります。ラブレターや恋愛を説く講座方式の書籍や男らしさをテーマにしたものなど、気軽に読みながらも三島由紀夫の恋愛観や自身の理想像などを読み取ることが出来ます。

思想が盛り込まれた作品

小説には作家の哲学や思想が現れるものですが、三島由紀夫の作品の中には哲学や思想が多く盛り込まれているものがあります。武士道や男らしさ肉体や死に対しての美学など三島由紀夫が大切にしていた思想を絶妙な文体で書いています。

 

三島由紀夫を読み始める際に、こういった三島由紀夫の思想を知っていると小説が読みやすくなります。エッセイやコラムなど哲学や思想について書いた短い書籍を先に読むことで、短編の小説や長編大作の小説も理解しながら読み進めることが出来ます。

時代を生きる人間をテーマにした作品

三島由紀夫の作品は、戦前や戦後の動乱の中で生きている人間を描いた小説が人気を集めています。その時代の苦悩を背景に、日本人の静かな想い人間の純粋さと浅はかさなど、絡み合った人間描写が作品を濃厚にしています。

 

現代人が忘れてしまった武士道や死への想いを小説の中で表現することで、三島由紀夫が伝えたかった日本人の誇りを人間の弱さと対比して表現しています。それは、武士道とは死ぬことと見つけたりで有名な葉隠を解説した葉隠入門にも現れています。

作家の好きな作品や商品レビューで選ぶ

現代の作家には三島由紀夫のファンが多くいます。その作家が好きな作品や、商品レビューなどをチェックすることで興味の湧く作品を選びます。

作家の好きな作品をチェック

読んだことがある作家や興味のある作家がいれば、その作家が好きな三島由紀夫の作品をチェックしてみましょう。現代の作家の中には三島由紀夫のファンという方が多く存在します。三島由紀夫の数ある作品の中で、興味のある作家が選んでいるものがあれば、より身近に読み始めることが出来ます

 

作家が選ぶ三島由紀夫の作品があれば、どういったところが好きなのかという選ぶ基準もあり、三島由紀夫の作品を読み進めるうえで、どこに注目したら良いのかがわかります。

ファンの商品レビューを見る

三島由紀夫のファンがどういった感想を得たのかということは、作品を選ぶうえで参考になります。他の人にも読んでもらいたいという気持ちから、その作品の良さや難しさなどを事細かに説明してくれるので、その中から自分に合っている作品を選ぶことが出来ます。

 

小説はどうしても難しそうという場合、エッセイやコラムなどの商品レビューを見ることをおすすめします。小説よりも敷居が低く、自分の興味のあるジャンルであれば気軽に読み進めることができ、商品レビューの感想も同じ立場の読者が投稿していることが多く、参考にすることが出来ます。

海外で評価されている作品を選ぶ

三島由紀夫作品は、海外で様々な言語に翻訳されています。中には海外で映画化された作品もあり、世界でも高い評価を得ています。

日本の文化に触れられる作品

三島由紀夫作品は、海外の大学で日本の文化を知るための参考図書として使用されています。日本人の気質などが小説に取り入れられている、三島由紀夫作品は海外から見て、サムライの時代から第二次大戦までの日本人を知ることの出来る文学書なのです。

 

海外から人気が高い三島由紀夫作品が、花ざかりの森・憂国です。切腹は海外から見て異質なものですが、日本人を知る上で欠かせない習俗です。他にも金閣寺潮騒など、独特の美しさにについて書かれた小説も評価を得ています。

海外で映画化された作品

三島由紀夫作品は、映画化されている作品も多くあります。ほとんどは日本映画ですが、なかには海外で製作された映画もあります。午後の曳航は文庫本として刊行された2年後には翻訳され世界各地で販売されています。その影響もあり、日米合作という形で、キャストやスタッフなどほとんどが外国人という形で製作されました。

 

登場人物などの名前は変えられていますが、内容は原作に忠実に作られています。この映画化での影響もあり、ドイツの作曲家により、裏切られた海という歌劇の題名で午後の曳航が原作として使われ、オペラとして上演されました。

三島由紀夫の人気作品ランキング10選

10位 新潮文庫『鍵のかかる部屋』

文体変革をした異色の作品

三島由紀夫がこれまでの明瞭簡潔な文体をやめて、崩してしまうことで新しい文体を得ようとした実験作が、戦後の時代に青年が抱える内面的な苦悩や疎外感を表した鍵のかかる部屋です。この作品の他に11篇の小説がまとめられた短編小説集になっています。

 

レビューを見ると、文体や視点など非常に上手くコントロールされていて三島由紀夫の巧さを感じられると評価が見られます。多様な文体を上手く扱うことができ、柔軟な器用さがありながらも、バランスを失わない作品を書けるのが三島由紀夫の特徴です。三島由紀夫の多様さを読みたいという方におすすめです。

スタイル 短編小説 出版年 1954年
ジャンル 時代、恋愛他 特徴 短編集

9位 新潮文庫『葉隠入門』

武士道とはなにかを解説

山本常朝がこなれてしまった武士たちに武士道における覚悟を説いた葉隠を三島由紀夫が解説をし、現代においての武士道として魅力をといた作品です。三島由紀夫の人生論や死生観などの思想が盛り込まれた面もあり、三島由紀夫を知る上での入門書でもあります。

 

レビューを見てみると、人間として生きるために必要なことが、三島由紀夫の解説や現代語訳のおかげで理解することが出来たと高い評価があります。死を意識することで生がはっきりとわかるという点や様式美に対して憧れのあった三島由紀夫の想いも感じられる作品です。三島由紀夫を知りたいかたにおすすめです。

スタイル 随筆 出版年 1967年
ジャンル 歴史、思想 特徴 -

8位 新潮文庫『鹿鳴館』

繰り返し上演されている人気の高い戯曲

三島由紀夫が初めて書いた俳優芸術のための戯曲で、繰り返し上演され、テレビドラマや映画などにもなっている人気の高い作品です。鹿鳴館の大夜会で政治や陰謀、人間関係の悲劇を描いた作品で華やかな様式美を感じ取ることが出来る作品です。

 

レビューを参考にすると、上流社会の陰鬱でグロテスクな人間関係を描きながらも、三島由紀夫の美しい文章で芸術性の高い作品になっていると高い評価があります。陰と陽をバランス良く組み合わせることで、読む人や観ている人に高揚感を与える三島由紀夫の巧さが光る作品です。歴史に興味があるかたにもおすすめです。

スタイル 戯曲 出版年 1957年
ジャンル 歴史、恋愛 特徴 映画化

7位 角川文庫『夏子の冒険』

軽快でポップな文体

三島由紀夫作品の中で異彩を放つ、軽快なタッチで繰り広げられる恋愛コメディです。行動力のある主人公が北海道へ行き、知り合った仇討ちをするために猟銃を持った青年と熊退治に出かける冒険と恋の物語で、娯楽的要素の高い作品です。

 

レビューを見てみると、何も考えずにすっと読めて、なおかつ登場人物とのやり取りが面白くて秀逸だという高い評価が見られました。様々な方向性で書ける三島由紀夫の技巧を感じられる作品です。三島由紀夫作品の難しさが気になる方に最初の一冊としておすすめの作品です。

スタイル 長編小説 出版年 1951年
ジャンル 恋愛 特徴 映画化

6位 角川文庫『不道徳教育講座』

若者へのアドバイス

不道徳を説くことで、逆説的に道徳とは何かということを書いた作品です。人間が本来持ち合わせている悪い気持ちを押さえ込んで制するのではなく、逆に煽ることで沈静化させてしまおうという、人間心理を取り込んだ道徳書です。

 

レビューを参考にすると、不道徳な内容から突然鋭い考察が出てくるなど、三島由紀夫の知性の高さが現れている作品と高い評価を得ています。ユーモラスに不道徳を書きながらも、自然に道徳的な方向に持っていくという手法に三島由紀夫の技巧を感じることが出来ます。気軽に楽しみながら読みたい方におすすめです。

スタイル エッセイ 出版年 1967年
ジャンル 思想 特徴 道徳

 

5位 新潮文庫『午後の卑航』

少年たちにとっての大義

夫を亡くした母に船乗りの恋人ができ、主人公の少年もその力強さに憧れていました。しかし、恋人が父となり海の力強い男ではなく、平凡な陸の生活に落ち着こうとしていること少年は屈辱を感じ、船乗りを殺害しようと友人たちと計画を立てるという物語です。

 

レビューを見ると、少年たちの狂気を描いた内容は、平凡な日常こそすべてという世間の流れに対して三島由紀夫が苦言を呈した内容として、思想をドラマチックに書き上げた三島由紀夫の凄さが現れた作品と高い評価があります。刺激的なエンディングを読みたい方におすすめです。

スタイル 長編小説 出版年 1963年
ジャンル 思想 特徴 映画化

4位 新潮文庫『豊饒の海 第一巻 春の雪』

4作が繋がっていく長編大作

豊穣の海シリーズは全4作あり、三島由紀夫の最後の作品として人気を集めています。春の雪はその第一作目で、貴族の主人公とその親友の主人公が第四作目の天人五衰まで転生を繰り返しながら物語が進んでいく長編大作です。

 

レビューを見てみると、主人公の葛藤や人間関係、それに恋愛と悲恋に関わってくる死という、はかなく美しい物語に引き込まれたという意見が多く見られます。純粋な恋心とそれが阻まれてしまう悲しさといった、感情を大きく揺さぶられるストーリー構成が三島由紀夫ならではの文体で描かれています。壮大な物語を読みたい方におすすめです。

スタイル 長編小説 出版年 1969年
ジャンル 恋愛 特徴 映画化

3位 新潮文庫『仮面の告白』

さらけだす自伝的小説

三島由紀夫の文学的な挑戦をした長編小説です。これまで登場人物に対して向けていた心理的精神的な分析を自らに向けて執筆しており、自伝的な要素をもった意欲作です。女性に興味を持てない自分に気づき、子供時代からの自分の姿を追求していくというストーリーです。

 

レビューを参考にすると、異性に興味を持てない主人公を通して三島由紀夫自身の告白を行っていて、ただ文章の美しさや動きのある描写で同性愛にだけ囚われるのではなく、文学的に読むことが出来ると高い評価があります。三島由紀夫を知りながら、その技巧を味わいたい人におすすめです。

スタイル 長編小説 出版年 1949年
ジャンル 恋愛、思想 特徴 映画化

2位 新潮文庫『花ざかりの森・憂国』

三島由紀夫の凝縮したエキス

三島由紀夫が16歳で書いた小説の花ざかりの森や2.26事件を題材にした憂国など、13篇の短編小説三島由紀夫が集め、解説した短編集です。生涯に渡るテーマや切実な問題を様々な文学的技巧を用いて書かれています。

 

レビューを見てみると、三島由紀夫作品の文章の美しさや巧さ、思想が凝縮された重厚な余韻を残す作品集と高い評価が多く見られます。三島由紀夫自身が三島を知りたければ憂国の一節を読めばいいと繰り返し言っていたように、自他ともに認める三島由紀夫作品の代表作です。読む時間のない方は短編小説がおすすめです。

スタイル 短編小説 出版年 1968年
ジャンル 時代、思想他 特徴 短編集

1位 新潮文庫『潮騒』

美しさが際立つ名作

文明とは離れた場所にある孤島で、たくましい漁夫と美しい少女との純恋を描いた物語です。古代ギリシャに傾倒していた三島由紀夫が、彫刻のようにたくましい漁夫など、人間像を豊かに表現した作品で、三島由紀夫初の文学賞受賞作品というだけでなく、映画化もされました。

 

レビューを参考にすると、素朴で純愛をテーマとした恋愛小説ながら、自然な描写や人間関係で最後は清々しさを感じたという高い評価を得ています。青春時代のストレートな純愛を描きながらも、美しい自然や心模様を捉えた美しい文章で最後まで飽きさせない作品です。最初の三島由紀夫作品としておすすめです。

スタイル 長編小説 出版年 1954年
ジャンル 恋愛 特徴 文学賞、映画化

まとめ

ここまで三島由紀夫のおすすめ作品人気ランキング10選を紹介してきましたが、いかがでしたか。三島由紀夫と聞くと日本文学会を代表する作家で難しい本ばかりというイメージがありますが、実際には手に取りやすい作品もたくさんあります。三島由紀夫の本を楽しむために、興味の湧いた作品から読み始めてみてはいかがでしょうか。

ランキングはAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2020年11月20日)やレビューをもとに作成しております。

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